知的生産性を底上げするおすすめ本【3選】
こんにちは、「理論派思考人」です!
知的生産力を上げたい!
ブログ記事や小説の執筆に、新しい方法を試したい!
ビジネスや研究の場で使える「考え方のお作法」を身に着けたい!
このような思いを持つ方向けに、本記事では知的生産にまつわる書籍を3冊紹介します。
それぞれの本について以下2つのポイントに絞った解説をします!
①本の特徴・ウリ
②どんな人におすすめか
ではいきましょう!
1.ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論 (星海社新書)
「書く人」「創る人」すべてに向けて書かれた救済書!
「書くこと」がただただ苦しい。。
いつまでたっても文字が浮かばない。
これって自分だけ?
誰しもが一度は感じたことがあるこんな悩みとしっかり向き合い、治療してくれるのが「ライティングの哲学」です。
4人の「プロの物書き」が座談会を通し、それぞれ抱える執筆の挫折と苦しみを告白します。彼らが告白する悩みは読者に対し、強烈な共感を生みます。「そうそう、これに困っていたんだよ!」と。
本書はそうした「苦しみ」を認めながらも、それを克服するような新たな執筆術の地平を拓いていく「執筆術開拓本」です。きっと多くの創作ヒントが見つかるはずです。
「文字を生み出す苦痛をなくしたい・新しい執筆術を獲得したい!」な人におすすめ
ライティングの哲学は非常に多くの読者を想定して書かれた「普遍的な」一冊です。
- 「レポートが課された学生」「論文執筆を間近に控えた卒論・修論生」
- 「仕事で大事な提案資料を任された会社勤務のサラリーマン」
- 「読者をうならせるような粋な文書を書きたい小説家」
- 「YouTuber」「絵描き」「ブロガー」といったクリエイター
「創ること・書くことは大変だ。でもそれを乗り越えて、いまだこの世にないようなかっこいい創作をしたい。」
こうした想いに対し、本書はあらゆるヒントと勇気を授けてくれます
執筆や創作活動する人なら誰しもにおすすめの一冊です!
2.思考の整理学 (ちくま文庫)
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刊行から30年以上経った今も多くの人に読まれる、思考法の大ベストセラー
「人のマネは得意、言われた通りのことはできる」グライダー人間を卒業して「飛行機人間」になろう!
コンピュータが高度に発達しAIが仕事を奪う「AI時代の到来」を予言していた筆者はAIに代替しない強い思考をもって飛翔できる「飛行機人間」になりなさいと主張します。
東大生らにも根強く支持される本書は「自分の頭で考え、自力で飛翔する」ためのヒントが詰まった、まさに今読んでほしい傑作です。
「軽やかにアイデアを生み出すエッセンスを身に着けたい!」人向け
本書の良さは「数々の思考法が手短に・要点をまとめてある」点です。
自分の気になった「思考法」をつまみ読みするような読み方でも十分楽しめます!
- 思想を発酵させる。頭が煮詰まってうまく思考できない時はとりあえず寝かせてみる。
- 新たな発想が浮かぶのを「待つ」
- カクテル=異なる考えを調和させてカクテルのように新しい概念を生み出す。
- 物事を抽象化して眺める「メタノート」のすすめ
- とにかく書いてみる。手を動かすことで新しい考えが降ってくることもある。
「思考の整理学」全35のエッセンスは自身の知的生産力を底上げする手がかりになります!
3. イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」(英治出版)
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研究やビジネスの優れた知的生産にはシンプルな共通の手法がある
ビジネスであろうとサイエンスであろうと本当に優れた知的生産には共通の手法がある。
脳神経科学の研究者としての道やマッキンゼー・Yahooにおけるビジネスの経験をしてきた著者安宅和人氏は、こう語ります。
本書によると、「知的生産」にはシンプルな本質があるといいます。
それは「今この局面で自分が解くべき問題=イシュー」を見極め、そして「解の質」を上げていくことです。
「まず何に答えを出すべきなのか」というイシューの設定こそが最重要なのです。
「イシューからはじめよ」が従来のありふれた問題解決本や思考本と一線を画す部分は、ここにあります。
本書の特徴はこの「イシューの設定に基づいた問題解決のフレームワーク」を明確な論理構造で描き出している点です。具体的には
- ①イシュードリブン:「イシュー=解くべき課題」の見極め
- ②仮説ドリブン:イシューを細かくストーリー分割し、分析イメージを「絵コンテ」にする
- ③アウトプットドリブン:絵コンテに沿って段取り良く、イシューの検証をする
- ④メッセージドリブン:明確な論理と根拠で、聞き手にメッセージを伝える
と非常に充実した内容になっています。
研究を志す大学生や新社会人にこそ読んでほしい!
本書はラベル付けとしては「ビジネス本」=「ビジネスマンが読むことを想定して書かれた本」で売られています。
しかしその実体はビジネス本の枠組みを超越して、「研究者」や「クリエイター」など知的生産を志すものなら誰しもに適用できる「普遍的な」課題解決本です。
管理人自身大学院での研究中「イシューからはじめよ」を読んで、「これは研究にとても使える方法論だ」と感銘をうけ何度も読み返しました。
研究で最初に行うべき「課題の設定」から最後に行うべき「成果の発表」までを丁寧にカバーしてあったからです。
課題解決を生業とする現役のビジネスマンはもちろん
- 「生産的な研究をしたい」
- 「会社で良いスタートを切りたい」
という大学生や新社会人の方に是非読んでもらいたい一冊です!
「イシューからはじめよ」で吸収できる内容は必ず、一生役に立つはずです。
おわりに
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
本記事では、「知的生産性向上のおすすめ本3冊」を紹介しました。
本記事を読んで「面白かった」「ためになった」「これも書いてほしい」ということがありましたら、コメントで声掛けいただけると幸いです。元気が湧いてきます